食・特産品
鳥取県 東伯郡琴浦町
ラーメンといえば、醤油、みそ、塩、とんこつと、定番のスープはあるものの、それぞれの店や地域によって多種多様な味わいやアレンジが存在します。まさに日本はラーメン大国と言っても過言ではないでしょう。
そんな中、動物系スープとしては、とんこつ、鶏ガラに次ぐ第3の味わいとして、ラーメンファンの間で話題になっているスープが、「牛骨」です。鳥取県では、この牛骨を使った牛骨ラーメンが昔から親しまれてきました。特に、琴浦町や倉吉市など鳥取県中部では、ラーメン専門店だけでなく大衆食堂やレストランでも提供されるメニューです。
牛骨ラーメンは、その名の通り牛の骨をベースにスープをとり、基本的にはしょうゆ味で仕上げたラーメン。地元の人たちにとって、ラーメンといえば「牛骨」と言われるほどポピュラーな存在なのです。
全国的に見ても、牛骨ベースのラーメンは非常に珍しいのですが、その歴史はおよそ70年ほど前までさかのぼります。大山を抱え、昔から牛の生産が盛んだった鳥取県では、牛骨が比較的入手しやすい場所でした。そんな手に入りやすかった牛骨を使って鳥取県内の店がラーメンを作り始めたのは、当時中国満州からの終戦引き上げで戻ってきた方が、安価で手に入りやすかった牛骨を使ったのがきっかけでした。
そんな牛骨ラーメンを、鳥取県民だけでなく全国の皆さんに知ってもらい楽しんでもらおう、という思いから立ち上げられたのが、「鳥取牛骨ラーメン応麺団」です。牛骨ラーメンマップを作成して提供店を紹介しているほか、東京ラーメンショーへ出展したり、厳選した地元食材によるメニューを開発してPRするなど、鳥取県中部の味を発信し続けてます。
また、現在では地元の有志が集まった「店主会」が中心となって動き、提携店舗をまわるスタンプラリーや各種イベントにも参加しています。
【鳥取牛骨ラーメン応麺団】公式HP
http://gyukotsu.net/index.html
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