【dobe通信vol.15】

＞＞はじめに

札幌もやっと、20度を超える日が続くようになり、爽やかな初夏を感じられるようになってきました。札幌は雪まつりが有名ですし、スキー場も近いので、「冬、元気な街」のイメージがあるかもしれません。では、札幌の夏を市民は、どのように過ごしていると思いますか？冬眠ならず、夏眠（？）している。うふふ。実は、ちょっとオシャレな街になるのです。

＞＞音を楽しみ育む街に変わる夏

夏になると、札幌市内の沢山の場所から、どこからともなく流れる素敵な音楽を耳にする機会が増えます。音源は「SAPPORO　CITY　JAZZ」2007年に都市型ジャズフェスティバルとして始まり、国内最大級とも称され、毎年、多くのアーティストが、カッコイイ演奏を披露してくれます。涼しい風が運ぶ音色は、心地よくジャズの世界に浸ることができます。

ジャズより、クラシックの方がお好みという方は、「PMF（パシフィック・ミュージック・フェスティバル札幌）」はいかがでしょう。PMFは、1990年に、世界的な指揮者レナード・バーンスタインが、ロンドン交響楽団とともに札幌に創設した国際教育音楽祭です。

札幌芸術の森（札幌市南区）での野外コンサートや札幌コンサートホールKitara（札幌市中央区）で演奏会が開かれます。以前、大きな楽器とともに新千歳空港に降り立ったPMFのメンバーに遭遇したことがあります。彼らの素敵な笑顔が「札幌に夏を連れてきたよ！」と言っているように感じ、とってもワクワクした事を覚えています。

特徴的なのは、どちらのイベントも、次世代の音楽家を育成するプログラムがあるということです。札幌の地で、人として、音楽家としての基礎をつくり、世界で活躍するという未来予想図を描き、飛び立っていく。そして数年後、舞い戻った彼らは、最高のパフォーマンスを披露し、今度は、若手の指導にあたる。そんな魅力的な一面もあるイベントなのです。

＞＞Editor’s note

残念ながら、SAPPORO　CITY　JAZZ、PMFともに、今年は、新型コロナウイルス感染症の影響により、プログラム内容を大きく変更せざるを得ないようです。今後の状況によっては、さらに変更があるかもしれません。

まだまだ落ち着かない状況下での開催となりますので、ご理解のうえ、音楽に包まれた札幌をお楽しみいただければ幸いです。

＞＞仲間募集！！

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