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北海道
新年明けましておめでとうございます。今年は北海道154年目(?)の年になりますね。数年前に北海道150年を迎え、多くのイベントがあったことは記憶に新しいです。
今更ですが「北海道」の名前の由来はなんでしょうかね。札幌から北へ約260km、旭川と稚内の中間くらいの中川郡音威子府村(おといねっぷむら)に北海道命名の地というものがあります。
天塩川河口から川舟で上流へと遡り、流域を調査した松浦武四郎がコタン(集落)に住むアイヌの長老に「カイナー」と言う言葉の意味を尋ねたところ、「カイ」は「この国に生まれた者」で、「ナー」は敬語ということを教えられた武四郎は、その意味を基に「北加伊道」(北海道)という名を生み出したといわれています(諸説あり)。1869年(明治2年)、松浦武四郎が蝦夷地の新たな名称として意見書を政府に提案したところ、現在の「北海道」という名になりました。
札幌市厚別区にある百年記念塔は、北海道開道百年の記念として、北海道の開拓に尽くした先祖の苦労に対し感謝の心を込め、未来への限りない発展の象徴として、1970年(昭和45年)に建てられました。高さは百年にちなみ100mだそうです。約300点の中から選ばれたデザインで、二次曲線によって未来への発展を、壁面の凹凸で風雪と闘った歴史を、平面的には六角形をした雪の結晶を形象しています。現在は、老朽化が原因で立入禁止のようで、中に入れませんが、外観を望み、北海道開拓に思いを寄せることも素敵な時間の使い方かと思います。
少しマニアックな話題ですが、構造は鉄骨トラス、外壁は茶色の耐候性高張力鋼板で覆われています。耐候性鋼材とは、鋼の最大の弱点であるさびをさびで防ぐというシロモノです!初めは普通にさびますが、やがて合金元素の働きにより保護するさびが形成され、これ以上さびが進まないと、実はすごい技術で出来ています。今の茶色は沢山の時間を使って、できていると思うと、少しノスタルジックな気分になりますね。
北海道は「SDGs未来都市計画」として「世界の中で輝きつづける北海道」を目指して取組みをしています。17の開発目標に沿って、誰一人取り残さない地域社会の形成を目指しています。 個々の内容の詳細は分かっていませんが、人口減少や気候変動などネガティブな話題に対して、新しいノウハウなど柔軟に取り入れようとする北海道の風土は筆者も大好きです。100年、150年と歩んだ北海道を、もっともっと楽しみ、もっともっと紹介できればと思います。今後ともよろしくお願いします。
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