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2020.06.28

プロモーション

小樽市

人物を辿る豪華な時間(小樽市)

更なるダイバーシティ北海道を目指し「多様性に富み、活力ある暮らし創出」するため地域の魅力を独自な目線で紹介します。

【dobe通信vol.2】

年間約800万人※の観光客が訪れる小樽。

札幌から車で約1時間と身近な観光地で、週末には、お手軽日帰り観光を楽しむ方も

多いと思います。

小樽観光といえば、運河散策やお寿司などのグルメが定番ですが、

今回は、小樽に所縁(ゆかり)のある人物を辿った小樽散歩を紹介します。

(※小樽観光客入込数 小樽市HP)

 

>>歴史的建築物は幼馴染みの家

「高橋直治(たかはし なおじ)」という実業家を知っていますか。

 

高橋は、第一次世界大戦の折、日本からヨーロッパへ菜豆類の輸出需要が増えた際に、大量の

小豆を貯蔵し直接輸出したことで巨利を得ました。

高橋の髭の動きひとつで小豆の相場に変動を与えることから「小豆将軍」と呼ばれるほどです。

彼は小樽運河や防波堤を造り、小樽の発展に貢献した人物のひとりです。

高橋の邸宅は、大正元(1912)年、小高い丘の上に建てられ、小樽港を望むことができます。

小豆将軍は、邸宅から自分の船が行き来するのを眺めていたんでしょうね。

 

>>歴史的建築物は幼馴染みの家

 

高橋の邸宅は昭和初期に、実業家である寿原(すはら)家にわたり、増築や庭の造営が行われました。(現在は小樽市が所有)

その高橋直治、寿原一族が過ごした邸宅(旧寿原邸)が、NPOの取組によって甦り、現在一般公開されています。

 

「旧寿原邸」は、北海道では見ることが難しい「数寄屋(すきや)造り※」で、傾斜地を三段に削って建てられ、下側の母屋と上側の2つの接客棟が一体となっています。

各棟は変化に富み、造りの趣きに注目です。ノスタルジーな世界へ参りましょう。

邸宅は、浴衣着付け会や写生会などのイベントも行われ、地域のコミュニティ作りの場としても使われています。

著者が邸宅を訪れた際も、寿原家の同級生が「久しぶりに友達の家に帰ってきた。」と、懐かしんでいらっしゃいまいした。

彼からは、当時の思い出や小樽の歴史など、貴重なお話しを伺うことが出来ました。

地元の方と交流できる空間は本当の意味で贅沢だと思いました。

 

(※数寄屋造り:すきやづくり 百科事典マイペディア)

茶室風の様式をとり入れた住宅建築様式。室町中期に佗茶を示す言葉として〈数寄〉が使われるようになり、茶の湯を行う場所は〈数寄屋〉と称されたが、江戸時代になって広い対象を指すようになった。自然のままの材料を用い、装飾を排除した草庵の趣を書院造に応用したもので、桂離宮の建築等はその代表例。

 

>>小豆将軍を追いかけて幻想の世界へ

 

さて、高橋直治との関わり合いのある小豆を貯蓄していた倉庫が残っていたので、

足を伸ばしました。現在は「小樽芸術村ステンドグラス美術館」として活躍しています。

中は多くのステンドグラスが展示され、歴史的建造物のなかで、幻想的な世界感を体験させてくれます。

 

ちなみに小樽はガラス細工が有名ですよね。

オルゴールや醤油差しなどが人気の様で観光客が手に取っている風景をよく見かけます。

そう言えば、なぜ小樽でガラスなのでしょうか。

 

石炭の積出し港、ニシン豊漁などで栄え、北海道経済の中心的存在だった小樽。

当時は夜の灯りの「石油ランプ」や、ニシン漁に使う「ガラス製ブイ」の需要が高く、製造が盛んだっだそうです。時代の変化とともに、ガラス製ブイからプラスチック製に、石油から電気へ移り変わったことから、それらの需要が激減しました。

そこで、グラスなど工芸品を生産するようになり、今に至ったそうです(諸説あり)

 

さらに、なぜ、ステンドグラスが多いのでしょうか。

ガラスに親しみがある街だったから?石炭や小豆の輸出の関係で海外との交流が盛んだったから?実は、今回の取材では理由はわかりませんでした。

 

みなさんも一緒に、このノスタルジーな街並みを散策しながら考えてみてください。

なにかわかったら、著者へ連絡いただけると幸いです。(文末メールまで)

 

小樽芸術村は紹介した「ステンドグラス美術館(旧高橋倉庫)」のほか、「旧三井銀行小樽支店」と「似鳥美術館(旧北海道拓殖銀行小樽支店)」があります。

 

「旧三井銀行小樽支店」は、小樽の繁栄を象徴する建築物で、重厚な石積みのルネサンス様式の外観と、吹き抜けに回廊がめぐり、天井の石膏造りが美しい内観です。

その天井全面を使ったプロジェクションマッピングの常設展示が始まりました。日本の四季を表現した映像でノスタルジーな世界に現代の作品が豪華に組み合わさっています。坂道で歩き疲れたところで、休息も兼ねてお楽しみください。

 

もうひとつの「似鳥美術館(旧北海道拓殖銀行小樽支店)には、日本海外、現代近代、海外彫刻など、あらゆるジャンルの作品が展示されています。訪れる人の足を止め芸術の世界への埋没へ導きます。

 

>>Editor’s note

小樽は北海道でも有数の観光地ですが、歴史や文化を知ると別の魅力を感じることが出来ます。

小豆将軍から始まった今回の散策。紹介した数施設を巡るだけで、1日が過ぎてしまうものでした。

今回お会いした地域の方は、心から小樽を愛し、誇りに思っています。ついついグルメや観光地を巡る旅行になりそうですが、歴史文化や魅力を伝え、地域を愛する地元の方との触れ合いが最も豪華な旅行かもしれません。

 

1日をたっぷり使って散策。最後は堺町通りのカフェで一休み。また機会があれば、違う小樽を巡ってみます。

 

>>一緒に応援し合う仲間を募集しています

 私達たち「活動団体dobe」は、「北海道大好き!」と、活動する仲間等を一生懸命応援し合う団体です。

 活動ルールはあってないです。入会や詳細希望の方はお気軽にメールにてお問合せください。

 dobe事務局  dobe-jimukyoku@outlook.jp

この記事を書いた投稿者

dobe(ドゥビィ)

更なるダイバーシティ北海道を目指し「多様性に富み、活力ある暮らし創出」するため地域の魅力を独自な目線で紹介します。