
八重洲2丁目8−7 福岡ビル 4F
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1991年に農業公園として誕生して以来、30年近くに渡って和歌山市民の憩いの場であった「四季の郷公園」が、2020年7月18日、和歌山市初の道の駅として生まれ変わりました。
四季の郷公園から生まれ変わった「道の駅 FOOD HUNTER PARK」
FOOD HUNTER PARKは「Be Wild. 野生を楽しもう。」を合言葉に、「食を学び、獲り、食べる」という縄文時代にならった自然との共生を目指す道の駅として誕生しました。
元々農業公園として開園し、豊かな自然に囲まれた四季の郷公園は、FOOD HUNTER PARK」へ生まれ変わるにあたり、「水の市場」「火の食堂」「炎の囲炉裏」「木の庭」「土の農園」という5つのエリアに分けられ、それぞれのコンセプトに沿った自然と共生する仕掛けが隠されています。
水の市場
水の市場では地元和歌山で採れた青果をはじめ、和歌山市内のメーカーとコラボレーションしたグロサリーや、アウトドアシーンで役立つグッズなど、50種類以上の商品を購入することができます。
水の市場で販売している食材は道の駅内の食堂で提供される料理にも使われる他、和歌山市内への販路開拓も行い、地元食材の無駄な廃棄を産まないための拠点としての役割も担います。
また、水の市場の建物には、その名の通り水をコンセプトとした仕掛けも施されています。
屋根に設置されたウインドカウルは隣接する池からの気化熱を利用し、市場の中を自然換気してくれます。
雨の日にはガーゴイルと呼ばれる排水口によって雨水に回転が加えられ、螺旋状に飛び出す雨水が、その日の雨の強さや量によって異なる水の造形をエントランスに作ってくれます。
火の食堂
元々四季の郷公園内にあった木造の建物をリノベーションして作られた火の食堂には大きなダイニングテーブルと竈が設置され、炊く、焙る、焼くといった火を感じさせる料理を楽しむことができます。
また、食堂の他にも焙り所と呼ばれるカフェではサイフォンコーヒーやオープンサンド、焼き菓子といったメニューが提供され、焼所と名付けられたベーカリーでは、3メートル四方の大きな石窯で焼き上げた焼き立てのパンも販売しています。
炎の囲炉裏
FOOD HUNTER PARK内のBBQエリアは炎の囲炉裏と名付けられ、直径3mの石の囲炉裏で薪火によるバーベキューを楽しむことができます。
和歌山県の銘柄牛である熊野牛の極厚ステーキや、和歌山で獲れたジビエのソーセージなど、ワイルドな食材を豪快に味わえるのが特徴です。
囲炉裏に腰掛けて薪火を囲いながらバーベキューをするという原始的な体験ができる炎の囲炉裏は、Be Wildというコンセプトを強く象徴するエリアと言えるでしょう。
木の庭
木の庭は小高い丘に和歌山の地元の在来種を始めとする様々な樹木が生い茂る、緑地エリアです。
中でも一際存在感を放つのが「石抱きのアコウの木」でしょう。
その名の通り、むき出しの根が石を抱いた様な形で生えたこの木は、木の庭エリアのシンボルツリーとしてエントランスに設置されています。
アコウの木は日本では南西の温暖な地域に生える樹木で、和歌山は関西で数少ないアコウの木が自生するエリアとなっています。
土の農園
最後に紹介する土の農園は、実際にプロの農家の指導のもと、野菜の栽培を行うことができる体験農園です。
農具や肥料、種や苗は揃っているため、手ぶらで本格的な野菜栽培を体験することができます。
ぜひ自らの手で新鮮な野菜を栽培し、自然の恵みをより身近に感じてみてはいかがでしょうか。
FOOD HUNTER PARKの施設情報
住所 〒640-0305 和歌山市明王寺479-1
営業時間 9:00~17:00
年中無休(12月30日〜1月3日休み)
電話 産直棟:073-499-4370
レストラン棟:073-499-4270
アクセス 阪和自動車道和歌山インターチェンジより15分
阪和自動車道和歌山南スマートインターチェンジより5分
市内中心部より、県道秋月海南線、県道和歌山橋本線を経由30分
和歌山電鐵伊太祈曽駅より徒歩約20分