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2020.11.19

食・特産品

神崎市

ポリフェノールたっぷり! 菱殻を練りこんだ「ひしぼうろ」と「ヒシ・デ・ラスク」に注目!

記事投稿者 大串製菓

所在地: 佐賀県神崎市

大正八年に創業し、2019年に100周年を迎えました。創業当時より佐賀銘菓「丸ぼうろ」をはじめ、昔ながらの製法にこだわり、和菓子作りに取り組んでいます。

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100年以上にわたり、佐賀県神埼市で和菓子屋を営み、新しい神埼名物“ひしぼうろ”を生み出した「大串製菓」。このひしぼうろ、もともとは神埼で作られる「ひし焼酎」の材料である“和菱”の残った殻を使おうと、西九州大学と協力して開発したのがはじまりです。

 

西九州大学、神埼市菓子組合、神埼市の産官学連携により開発された商品「ひしぼうろ」

 

 

菱の殻は健康食材!

菱は池や沼に自生する水草で、食用とするのはこの果実の部分。ヒシの実は固い殻に包まれた中に、白い果肉があり、その部分を食用とします。

 

その菱の殻にはポリフェノールがたっぷりと含まれていることで有名。血糖値の急激な上昇を抑え、中性脂肪の吸収も抑制、血圧の急激な上昇をふせぐなど、嬉しい効能がたくさん。それを皮に練り込んで作っているひしぼうろは、小さな子供からお年寄りまで、安心して食べることができるお菓子です。

 

 

大串製菓でひとつひとつ、手で型を抜き作られたひしぼうろ、優しい甘さはいつ食べても、ホッとできる懐かしい味です。緑茶や珈琲にもぴったりですが、それに合わせて焙煎された「ひしぼうろに合うほうじ茶」と一緒に味わうと、ひしぼうろのまろやかさが更に引き立ちます。

 

お土産に喜ばれる和菓子×ほうじ茶の組み合わせ

 

 

ひしぼうろを使った新たなお菓子が誕生

 

シンプルな大串製菓のロゴが可愛い「ヒシ・デ・ラスク」が2019年5月に誕生。元々はひしぼうろを作った時に出る、余り生地で作っていたそうですが、今ではひしぼうろに並ぶ人気で、余り生地では追いつかないそう。

 

一枚一枚、手塗りでバターを塗り仕上げたラスクは、普通のラスクとは違い、後味にふんわり残るひしぼうろならではの、優しい甘さと軽いサクサク感が特徴です。洋菓子なのに和菓子の懐かしさを感じる、大串製菓にしかないラスクは、全部で4種類(プレーン・シナモン・岩塩バター・ピーナッツバター)。とくに岩塩バターは男性にもファンが多く、お酒にも合う逸品に仕上がっています。

 

 

一度食べると、また食べたくなる!ヒシ・デ・ラスクの美味しさに注目!

 

 

見た目も美しい生砂糖(きざと)

水分量の少ない乾いた和菓子は干菓子(ひがし)と呼ばれます。和三盆(わさんぼん)、落雁(らくがん)、生砂糖(きざと)とさまざまな種類がありますが、最近、大串製菓で人気なのが、美しくパリパリと食べやすい生砂糖(きざと)。

 

大串製菓では、何層も色を重ね切ってから形をつけるなど、昔からの手法に、現代の感性をプラスして美しい生砂糖を生み出しています。藤・水・スイカ・蓮など、植物で季節の情景を表すのは、四季のある日本の和菓子ならでは。色・形が織りなす繊細な手仕事に、和菓子の伝統を感じることができます。

 

 

日持ちがするため贈答品やお供物として定番ですが、今はその美味しさや見た目の艶やかさから、自宅のお茶請けに購入される方も増えてきているそうです(常時店頭にある商品ではないため、購入希望の方はご連絡下さい)

 

大正8年から和菓子を作り続けている大串製菓。「地元に恩返しをしたい」という気持ちから、脱サラして和菓子職人になった店主は現在3代目。

 

店舗を営みながら、小学校に和菓子講座、高校に和菓子づくり体験に行くなど、産学官連携への協力も積極的に開催。他にも海外で丸ぼうろをお披露目するなど幅広く、和菓子を広める活動をおこなっています。

 

昔ながらの製法を守りつつ、若い世代にも「和菓子が好き」と思ってもらえるようなお菓子を、これからも大串製菓は佐賀県から伝え続けます。

 

 

季節限定菓子 “さがマロン(和生菓子)”、子供も大好きな栗の甘露煮がまるごと入っています。

 

 

 

 

名称  大串製菓
住所  佐賀県神埼市神埼町本堀2569-3
電話番号 0952-52-2888
受付時間  9:00-18:00
定休日  不定休(お問い合わせください)
公式サイト https://hishibouro-saga.com/

この記事を書いた投稿者

大正八年に創業し、2019年に100周年を迎えました。創業当時より佐賀銘菓「丸ぼうろ」をはじめ、昔ながらの製法にこだわり、和菓子作りに取り組んでいます。

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