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訪日来客数の実績では米国、英国には及ばないものの、熱烈な日本ファンがいると言われるフランスとスペインの消費者。COVID-19の状況下で彼らのトラベル関心、日本への関心はどのようになっているのでしょうか。
【日本への関心は横ばいに】
図1:フランスとスペイン消費者視点での各目的地へのトラベル関心
図1は昨年10月から2020年9月末までの、フランスとスペイン消費者がどの目的地に関心が高まっているかを分析したものです。イギリスとアメリカに向けたトラベル関心は緩やかに回復してきており、近隣圏への関心の高さが分かります。日本への関心(赤色)は残念ながら3月末に下落してからは横ばい傾向にあります。コロナ前は中国より明確に高かった日本への関心ですが足元はあまり変わらない状況になっています。
同じアジア圏のタイは全体的には関心が低い傾向にありますが、入国開始を実施した7月上旬前後には一時的に非常に関心が高まりました。そのため、日本に対しても観光渡航が許可されると急激に関心が高まる可能性が期待できます。
大阪、北海道、鹿児島などへ関心
図2:日本への関心
図2は2020年9月次点での同2カ国の消費者が持つ日本への関心になります。円が大きいほど関心が高く、色が濃いほど9月になって関心が高まったキーワードになります。関心の高さとしては大阪、北海道、鹿児島への関心の高さが伺えます。鹿児島はピクサーとコラボレーションした新幹線のお披露目があった記事を通して鹿児島への関心が高まったことが確認されました。
2021年のお祭り・イベントの記事等が出始めている影響か、雪まつりの札幌や阿波おどりの四国などへ関心が高まっているようです。
また、トピックとして桜への関心も高まっています。桜はまだまだ先になりますが、足元の渡航が難しいなかで半年後などの旅行計画を検討している流れでの関心ではないかと考えられます。
ご覧いただいた通り、足元は難しいなか、2021年の計画や新しい旅行コンテンツは変わらず関心を持たれているため、継続して情報発信をしていくことが重要そうです。
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