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佐賀県 鳥栖市神辺町
画廊やアートギャラリーと言うと、ハイセンスな店舗にお洒落なスタッフが待ち構え、作品は手が出ないほど高額であったりと、敷居が高く訪れにくい印象があると思いますが、佐賀県基山町にはふらっと立ち寄りやすく、誰でも気軽にアートを購入できる場があります。
「きやま鹿毛医院」内にある障害福祉サービス事業所「PICFA」は、メンバーがアートの創作活動を通して「社会的な存在」となるための「場」になっています。
医院内に入るとアパレルショップのような空間の待合室。
ここに置いてあるグッズやアート作品はほんの一部、奥へ進むとさらに刺激的なアートがあなたをお迎えします。
さらに奥へ進むと「PICFA」の入口が
奥へ足を踏み入れると、大きな窓から入る暖かな陽の光が植物にあたり、アート作品と調和し、まるでおしゃれなカフェやコーワキングスペースのようです。
この植物はご近所の方が持ち寄ってくださったもので、地域一体となって気持ちのいい空間を作りだしています。
ゆっくり作品を見ながらソファに座っているとあっという間に時間が過ぎ、ここが医院の中であることを忘れてしまいます。
作品の横には創作者のメンバーが紹介されているので、彼らの事も詳しく知ることができます。
間近で作品を見ると、色鉛筆で丁寧に一色一色塗られているのが分かります。
各作品にはタイトルがついており、メンバーのみなさんの頭や心の中でひろがる世界に少しだけお邪魔することができます。
この作品はスプレーを使って作り上げます。
まず型紙を細かく、細かく切り出し、それを何回かに分けてスプレーし、色を重ねる事で独特の色合いに仕上がります。手作業で切り出した型紙を見ると、あまりの細かさに身震いしてしまうほど。
タイトル「人間祭(〇○○)」。
細いペンで一人一人表情や服装、性別、職業などが異なる人物、ところどころかわいい宇宙人(?)が描かれています。
写真や文章ではとても表現することができないほどの緻密さ。ぜひ実際に足を運んで、ご自身の目で見てみてください。
メンバーによっては突然アートスタイルが変わることもあるようで、この4作品はなんと1人のメンバーによって描かれたもの。
現在はおとぎ話をテーマに描いており、上の作品のテーマは「桃太郎」。
このような創作の裏話などを聞くと、また違う視点で鑑賞できるので作品やメンバーのみなさんへの興味がさらに湧いてきます。
使用画材も絵具・色鉛筆・スプレー・ペン・布・刺繍糸など様々で、見ていて飽きることはありません。
今回ご紹介した作品はほんの一部、廊下には飾り切れないアート作品があり、自分好みの作品が必ず見つかるはずです。
絵の号数によって値段が決められていますので、お気に入りの作品がありましたらお気軽にスタッフへお問合せください。
お洒落な布小物も販売しており手軽なお値段で購入することができます。
クレジットも利用可能。
現在コロナ感染防止のため、見学希望の方は電話にて事前に予約をお願いします。
電話はきやま鹿毛医院の受付へつながりますので、驚かずに「PICFA」見学希望の旨を伝えてください。
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