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佐賀県 鳥栖市神辺町
中国の遼寧省瀋陽市出身の馮馨嬈です。今は九州大学大学院の2年生で、2017年10月に福岡に留学に来ました。趣味はピアノとバレーボールです。旅行先での写真を撮るのが趣味なので、風情のある街並み、SNS映えスポット、その土地でしか見られない景色を楽しみにしているため、静かな鹿島と太良町に行ってきました。
あなたの心の中で、風に揺られる風鈴の音は覚えていますか?素材もいろいろ、音色もいろいろ 、風鈴は日本の夏の風物詩です。神社の鳥居をくぐる前から聞こえる涼やかな音。風に揺れる色とりどりの風鈴を見たことがなかった私は初秋、祐徳稲荷神社で思いがけずたくさんの風鈴と出会いました。
祐徳稲荷神社がある鹿島市は、佐賀県の西南部に位置し、東には有明海、西は多良岳の山々に囲まれた自然豊かな町です。
JR博多駅から特急を利用して57分(2,630円)、佐賀駅から特急を利用して19分(1,200円)であっという間に肥前鹿島駅に到着しました。駅近くの鹿島バスターミナルから祐徳バス佐賀線に乗って、祐徳稲荷神社まで約17分(330円)です。
バスを降りた後、門の向かいに日本庭園があります。秋のコスモス、菊、紅葉など、季節ごとの花が見られます。季節が異なれば、風景も異なります。年間を通して様々な花が咲いていて一年中楽しめる公園です。花園から出ると、神社の正門が見えました。さて神社へ参拝です。
鳥居をくぐると参道の途中で柄杓が置かれた水飲み場のような施設があります。その施設は手水舎と呼ばれています。古来から水には穢れを払い、身を清める力があるとされています。しかし時代が経つにつれて、全身を洗って身を清めることは大変難しくなり、手を洗うだけで済むようになりました。神社へ参拝する前に手水舎で手を清めることをお忘れなく。
手と口を清めた後に、神池に着きました。池の中を自在に泳ぐ鯉にエサをあげることができます。そして楼門や神池を過ぎると、本殿に続く回廊では色とりどりの短冊をかかげた風鈴がぶらさがっていました。風鈴の音色は日本では一般的に涼しい音として表現されています。秋を知らせるスズムシなど虫の音に似ています。エアコンがない時代、日本の蒸し暑い夏を過ごすために、風鈴の音を聞いて涼しさを感じていたそうです。短冊に願い事を書いて奉納することは日本の神社ではよく見られる光景です。色とりどりの風鈴が、午後の光に照らされてひときわ美しく見え、風に乗って、願いごとが神さまに届くように願っています。
鳥居は神聖な場所である神域への「門」です。本殿から奥の院までの参道にある朱で彩色された赤鳥居が二筋に平行して続きます。赤い色は希望や生命の躍動を表現しています。鳥居を奉納する習慣は願い事が「通る」「通った」という祈願と感謝の意味から江戸時代に広まったとされています。(祐徳稲荷神社ホームページhttps://www.yutokusan.jp/sanpai/akatorii.phpにより)参道は京都の伏見稲荷大社の千本鳥居に似ています。本殿への道は少し長いですが、沿道の草花を観賞しながら、通ったことのない道で見慣れない風景の中へ飛び込んだりと、歩く楽しみがありました。
本殿は神聖な場所の為写真を撮ることが出来ませんでしたが、外観は赤色で非常に綺麗でした。本殿の三神は稲荷大神と呼称され、衣食住を司り生活全般の守護神として尊崇されています。神様と挨拶する形式は拝礼と言い、拝礼の基本となる作法が「二拝二拍手一拝」です。どうぞ気負わず、気持ちよく神様に挨拶しましょう。
最後に、私は風鈴を買って、願いを短冊に書き留めて、神社に来た記念と未来への希望として奉納しました。神社の境内には御守を売る場所があり、そこで風鈴(初穂料500円)を購入したり、おみくじ(200円)を引くことができます。
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