観光情報
東京都 シンガポール
感染拡大が続く東京都以外の都道府県では既に実行されていたGo To トラベルキャンペーンですが、2020年10月1日から東京都もキャンペーン対象地に加わりました。これにより、東京発着の旅行にも大幅な割引が適用されることになります。
Go To トラベルに東京都が追加されることによって、どのような影響が生まれたのでしょうか。キャンペーンの詳細について解説を行いつつ、キャンペーン開始から約2週間の間に認められた効果もお伝えします。
2020年10月1日の利用分から、東京都への宿泊や東京都からの旅行にもGo To トラベルの割引を適用できるようになりました。まずは東京都が追加されたGo To トラベルの概要を確認しておきましょう。
Go To トラベルは、旅行代金の35%が割引されるというキャンペーンです。上限額は1人1泊あたり20,000円までと定められていますが、国が用意した予算が残っている限りは、原則として1人で何度でも利用することができるキャンペーンになります。
例えば宿泊料金が1泊20,000円のホテルの場合、35%分の7,000円が割引となり、宿泊費は13,000円に引き下げられます。通常1泊50,000円のホテルなら、実質負担額は32,500円と割引額が上がり、よりお得に感じられることが特徴的です。
旅行代金の35%割引に加えて、15%の地域共通クーポンが支給されます。これは宿泊地と同じ都道府県か、その近隣の都道府県で利用できるクーポンです。利用可能な店舗は飲食店から土産物店まで様々で、紙チケットか電子クーポンのいずれかで発行されます。
旅行代金が20,000円だった場合は、3,000円分の地域共通クーポンの発行を受けることが可能です。クーポンの有効期限は宿泊する当日とその翌日の2日間に限られ、1泊1人あたり6,000円までを上限に配布されます。
Go To トラベルキャンペーンに併せて、東京都独自の割引キャンペーンが実施されることも公表されました。公的・民間の両方で独自の割引を受けることができるものですので、いくつかの代表例をご紹介します。
Go To トラベルキャンペーンと併用して利用できる割引です。これは東京都と東京観光財団が共同で行う公的なキャンペーンで、東京都民が東京都内を旅行する際に追加で割引を受けられます。つまり、東京都民以外がこちらの割引を受けることはできません。
こちらの割引を適用すると、旅行1泊につき5,000円、日帰りの場合は2,500円を割引することができます。予約受付開始は2020年10月23日(金)~となり、2020年10月24日(土)~2021年3月31日(水)までの旅行が割引の対象です。
割引の件数には限りがあり、宿泊を伴う割引に関しては35万泊分、日帰り旅行については10万人分が限定数になります。期間中は1人で何度でも利用することができますが、限定数の販売に到達次第、販売中止となるため注意が必要です。
仮に1泊10,000円のホテルに宿泊する場合、Go To トラベルキャンペーンと都内観光促進事業の割引額を合わせてみましょう。この場合の宿泊料金は35%引きに5,000円割引を追加すると1,500円となり、さらに1,000円の地域共通クーポンを受け取れるため、実質の旅行額は500円になります。
大島や三宅島、八丈島などの東京諸島へ旅行する際に使用できるプレミアム付き旅行商品券「しまぽ通貨」の販売も決定しました。現地で10,000円分として使用できる電子通貨を、20%引きとなる8,000円で購入することができます。
しまぽ通貨は、都内観光促進事業と同じ2020年10月23日(金)から販売が開始される予定です。Go To トラベルキャンペーンと都内観光促進事業の両方と併用することができますので、離島へのお出掛けが非常にお得になります。
民間の大手旅行予約サイトも、東京都民向けの割引サービスを実施する予定です。たとえば「じゃらん」では最大7,000円分の割引クーポンを配布しており、Go To トラベルキャンペーンと併用することで最大75%も料金が割引されます。
「楽天トラベル」「日本旅行」「JTB」といった旅行会社も、同様に東京都民向けのクーポンを配布しています。冷遇ともいえる措置を受けてきた東京都民ですが、それを取り返すに値する他県にはない様々なキャンペーンを利用することが可能です。
1 2
|
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
|
|