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2020.07.17

デジタル

観光PR動画のメリットと成功のポイントを解説! 実際の成功例もあわせて紹介

記事投稿者 みんなの観光協会<第3編集部>

所在地: 佐賀県基山町

みんなの観光協会の第3編集部です! 地方創生や観光系、地域活性系のニュースを定期的に配信します。

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観光客を誘致するためには観光地の魅力を広く知ってもらう必要がありますが、そのために有効な施策の1つが「観光PR動画」です。

 

この記事では、観光PR動画の観光客誘致におけるメリットや、集客効果の高い観光PR動画を制作するポイント、実際の成功例を紹介します。

 

観光PR動画とは?

 

観光PR動画とは、認知拡大やブランディングなどを目的として、観光地の魅力をプロモーションするために活用される動画のことです。

 

観光客を増やすためには、まずは観光地について知ってもらった上で、さらに実際に行ってみたいと思ってもらう必要があります。

 

そのためには様々な方法で観光地の魅力を広めていくことが重要であり、その効果的な方法の1つが観光PR動画なのです。

 

観光PRに動画を使うメリット

それでは、観光地の魅力をPRするために、なぜ動画の活用が有効なのでしょうか。

 

具体的なメリットを3つ紹介します。

 

観光地の詳細なイメージや雰囲気を伝えられる

動画コンテンツの最大の魅力の1つに、伝えられる情報量の多さが挙げられます。

 

映像と音で構成される動画は、ウェブ上で情報を伝達する手段の中で、最も情報量が多いものの1つです。

 

例えば記事コンテンツもテキストによって詳細な情報を伝えることはできるものの、詳細な手順や定量的なデータといった情報の伝達には適している半面、細かなニュアンスの表現や、視覚的な情報を伝えることは得意ではありません。

 

一方で動画コンテンツであれば、観光地の実際の映像を用いることで、現地の雰囲気や漂う空気感、美しい風景など、観光スポットを選ぶにあたって知りたい情報をより多く表現することができます。

 

PR動画によって視聴者の心を掴むことは、観光地へ集客を行う上で有効な方法の1つと言えます。

 

SNSによる拡散が期待できる

動画コンテンツはSNSを通じて拡散されやすいため、より多くのユーザーの目に触れる可能性があるというメリットもあります。

 

動画コンテンツをアップロードするプラットフォームとして代表的なものはやはりYouTubeですが、YouTubeにアップロードされた動画はウェブサイトへの埋め込みやSNSへの投稿など、他の媒体でも様々な形で共有することができます。

 

そして動画コンテンツというのはユーザーの興味関心や共感を得やすいため、シェアされやすいという性質があり、拡散性が高い媒体であるSNS上でのバズを期待することができます。

 

より拡散されやすい観光PR動画を作るポイントについては記事後半で紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

インバウンド集客に役立つ

観光PR動画は視覚的な情報が占める割合が大きく、言語が異なる外国人でも観光地の魅力を感じることができるため、インバウンド集客にも活用できるという利点があります。

 

海外からの訪日観光客は年々増えており、旅行中の消費額も大きい傾向があるため、外国人観光客の誘致は観光地にとって重要なポイントとなります。

 

実際に旅行先を決める際に動画を検索するという人も多いため、インバウンド集客対策としても観光PR動画の活用は注力したい施策といえるでしょう。

 

観光PR動画を作る際に押さえるべきポイント

観光PR動画は観光客の誘致を行う上で様々なメリットがあることが分かりましたが、集客効果の高い観光PR動画を作るためにはどうすればよいのでしょうか。

 

ここからは効果的な観光PR動画を制作するために抑えておきたいポイントを3つ紹介します。

 

ターゲットとメッセージを明確にする

1つ目のポイントは、集客を行いたいターゲットを明確にした上で、そのターゲット層に対してしっかりと訴求できるメッセージを発信するということです。

 

一言で観光PRといっても、ファミリー層の観光客を増やしたいのか、若年層の観光客を増やしたいのかによって、どの様な内容の動画にすべきかは変わってきます。

 

インバウンド目的の観光PR動画にする場合でも、ターゲットの国や文化などによって、興味を持ってもらえる内容は異なるでしょう。

 

1本の動画で全てのターゲットに訴求することはできません。

 

かえって本当に訴求したい内容がぼやけてしまい、誰にも響かない動画になってしまいかねないため、しっかりとターゲット設定を行った上で、どの様なメッセージを発信すれば観光地の魅力を感じてもらえるかを検討して動画を制作すると良いでしょう。

 

視聴者の心を掴むことを意識する

観光PR動画にありがちな失敗が、おすすめの観光スポットや名産品、観光地の歴史といった、宣伝的な情報を伝えることに終始してしまい、動画自体に魅力を感じてもらえないというものです。

 

観光PR動画をきっかけに観光地に魅力を感じてもらうためには、まずはその動画自体がユーザーの心を掴むものでなくてはなりません。

 

そのためには、ストーリー仕立てにして共感を得る、芸能人やインフルエンサーを起用して話題性やエンタメ性の高い動画に仕上げる、映像と音楽にこだわって観光スポットをとことん魅力的に見せるなどの工夫を行うことが重要です。

 

また、先述したSNSでの拡散を狙う上でもこれは大切なポイントとなります。

 

観光PRということを抜きにして動画単体で見ても楽しめるクオリティに仕上げることを意識してみてください。

 

その観光地ならではの魅力を盛り込む

観光PRを目的で作成する以上、やはり他の観光地にはない、そこならではの魅力や独自性がはっきりと分かる動画に仕上げることが重要です。

 

最終的な目標は観光客の誘致ですので、「○○があるからこの観光地に行ってみたい」という決め手が必要になります。

 

どんな観光地にもきっとアピールできるユニークな魅力があるはずですので、他の観光地との違いや差別化できるポイントを明確にして動画に盛り込むようにしてみてください。

 

観光PR動画の成功事例

最後に、観光PR動画を作る上で参考になる成功事例を3つ紹介します。

 

 

【柳川市観光PRビデオ】SAGEMON GIRLS さげもんガールズ

福岡県柳川市をPRするために結成されたアイドルユニット「SAGEMON GIRLS」がダンスを踊りながら、柳川市の観光スポットを巡るという内容の観光PR動画です。

 

さげもんとは初節句に雛壇に飾られる柳川地方の縁起物で、さげもんをモチーフにしたSAGEMON GIRLSはおかっぱ頭と可愛らしい衣装、個性的な振り付けが癖になるとSNS上でも話題を集め、YouTubeにアップロードされた動画の再生回数はなんと100万回以上にも上ります。

 

アイドルというキャッチーな要素でバズらせつつ、柳川地方伝統の縁起物をうまく組み合わせることで柳川市のPRに成功した好例といえるでしょう。

 

 

北海道陸別町PRショートムービー「りくべつ 夏」

日本で最も寒い街である北海道陸別町の夏にスポットをあて、アイドルの西田藍さんがナレーションとともに陸別町を紹介しながら一人旅をするというショートムービーです。

 

自分が陸別町の美しい自然の中を本当に旅しているようなPR動画に仕上がっており、動画を見終わった後は、実際に陸別町に足を運んでみたいという気持ちになります。

 

Autumn Colors in Tohoku, Japan 4K (Ultra HD) – 東北の秋

 

青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島の東北6県が、海外に向けて秋の東北の美しい自然を伝えるために制作した観光PR動画です。

 

撮影には超高画質の6Kシネマカメラやドローンなどが仕様され、思わず息を飲む様な雄大で美しい映像に仕上がっています。

 

YouTubeでは海外からの検索を意識し、タイトルは英語で設定されています。

 

コメント欄には「東北の美しさに感動した」「東北を訪れてみたい」という海外ユーザーからのコメントが数多く寄せられており、インバウンド集客における成功例と言えます。

 

まとめ

観光地をPRする上での動画の有用性や成功のためのポイント、実際の成功例を紹介しました。

 

動画コンテンツは情報量を多く含めることができるため、視聴者に対して強く訴求することができ、またSNS等での拡散によって大きな宣伝効果も見込めるため、集客PRとしては非常に有効な手法です。

 

観光PR動画の制作をお考えの方はぜひこの記事を参考にしてみてください。

 

この記事を書いた投稿者

みんなの観光協会の第3編集部です! 地方創生や観光系、地域活性系のニュースを定期的に配信します。

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