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2020.12.24

観光情報

唐津市

ユニークな形の曳山と旧高取邸

記事投稿者 佐賀県観光課

所在地: 佐賀県佐賀市

佐賀県には世界的に有名な有田焼をはじめ、女性に人気の美肌の湯「嬉野温泉」、楼門がシンボルの「武雄温泉」。また、自然に育まれた滋味豊かな呼子のイカ、竹崎かに、佐賀牛などの美味しい食べ物。そして、400年の歴史がある「唐津くんち」など素敵な見どころが沢山あります。そんな佐賀県の魅力を情報発信していきますので、是非ご覧ください!

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こんにちは、私はベトナム出身の留学生アンです。麻生外語観光&製菓専門学校で勉強しています。現在、福岡県の留学生会のメンバーです。日本に来て今までは3年になります。私が好きなことの一つは、この美しい国を旅行して体験することです。今回友達と2人で唐津の曳山展示場に行ってきました。

唐津の秋に思い浮かぶのは、唐津くんちです。 唐津神社の隣に曳山展示場があります。

 

唐津くんち曳山について少し紹介します。

 

城下町としての唐津の町は、慶長の頃(西暦1600年頃) 寺沢志摩守広高が唐津城を築いた時に始まりますが、唐津っ子の産土神(うぶすながみ)である唐津神社の秋祭は、築城前の古くから行われていました。町人衆の篤い敬神の誠は、文政2年(1819年)刀町の赤獅子の奉納に現れ、以来明治9年までの57年間15台の曳山が次々と奉納され(うち紺屋町の黒獅子は明治中期に損滅)これらの貴重な町人文化の遺産は、幾多の苦難に耐えて守り継がれ、曳き続けられてきました。
「唐津くんち」は、唐津神社の秋季例大祭であり毎年11月3日、4日に行われていますが、2日の夜は宵曳山(よいやま)と呼び、14台の曳山は飾り提灯に彩られ、 万燈に映える金銀丹青も鮮やかに華麗なる巡行が展開されます。

 

翌3日(文化の日)は、唐津大明神が御旅所(おたびしょ)へ御神幸(ごしんこう)される日で、御輿に供奉する曳山は、江戸時代の町火消装束を今に伝えて、黒木線の腕貫、腹掛、股引等に身を固め、各町ごとに意匠をこらした、いなせな法被姿の曳子たちが、鐘、笛、太鼓の 勇壮豪快な曳山囃子につれてある時は走り、ある所は緩く市中の巡路を引き廻ります。なかでも御旅所のある西の浜での曳込みは「唐津くんち」の圧巻です。重さ2〜4トンもある曳山が轍深く競い合い、死力を尽くして砂地に挑むその姿は、 壮快無比な景観であり、数万の観衆を魅了します。 2016年、唐津くんちはユネスコ無形文化遺産に登録されました。

続く4日は御神幸(ごしんこう)はなく町民の祭りとして、ほぼ前日と同じ町々の巡路をゆっくり引き廻ります。

 

 

曳山は、木組み・粘土の原型や木型の上に和紙を数百回張り重ね、麻布を張り、幾種類も漆で塗り上げ、金銀を施して仕上げたもので、完成までに2年前後の歳月を要したと伝えられています。多種多様な姿態の造形美は稀に見る優れた工芸品として、佐賀県の重要有形民俗文化財に指定されています。

 

 

毎年開催される唐津くんちですが、今年はコロナの影響で中止となっています。それで今回は、曳山展示場での見学だけとなりました。曳山は唐津くんちで実際に使用されている14台すべてが展示されています。どちらもものすごく大きくて、圧倒されました。唐津くんちを目の前にして、私の周りで人々が歓声をあげて、曳山が通りを練り歩いているとしたら、それはどれほど楽しいだろうと思いました。

 

私が1番気に入ったのは「鳳凰丸」です。ほかは、あまりの迫力でちょっと怖いとさえ感じました。曳山の展示を見終わると、場内にお土産のお店があり、曳山グッズや唐津焼などが販売されていました。

 

 

曳山展示場

住所: 〒847-0014 佐賀県唐津市西城内6番33号
TEL: 0955-73-4361
入場料:一般 310 円 (240円)
小・中学生 150円 (120円)
• 料金はお一人様1回の料金です。
• ( )内は、20名以上の団体料金です。
営業時間: 午前9時〜午後5時
休館日: 12月29日〜12月31日、12月第1火曜日とその翌日

 

 


唐津神社

神社の周りを散歩し、本堂の前に立ってお参りしました。ここに来た人々の願いの絵馬があります。私はそれらのいくつかを読んで、みんなの願いが可愛いと思いました。シンプルですが、思いのこもった願いです。

 

神社の前には屋台があり、あんこの温かい焼きモチを2つ買いました。 本当に美味しかったです。この寒い季節に外で食べられる熱いモチは最高で、私は日本のモチが本当に好きです。

 

唐津神社
住所: 佐賀県唐津市新興町2935-1
TEL: 0955-74-3355
営業時間:午前9時〜午後6時

 

 


旧高取邸

次に向かった旧高取邸までは徒歩10分の距離。旧高取邸は当時の最もモダンなデザインで、日本とヨーロッパのスタイルが混ざり合っています。旧高取邸(きゅうたかとりてい)は「肥前の炭鉱王」とも呼ばれた高取伊好の自邸として明治時代に建てられたもので、国指定重要文化財の建造物。唐津城からは西に徒歩10分程の海沿いにその豪邸は残っています。

 

 

 

ここでは、非常にユニークなデザインを自分の目で見ることができます。 二階からはきれいな庭園と海の景色が見えます。旧高取邸は国の重要な文化財に指定されています。 昔の王様の家を訪ねているような気がしました

 

 

旧高取邸

住所: 佐賀県唐津市北城内5番40号
TEL: 0955-75-0289
営業時間:午前9時30分 〜 午後5時 (入館は午前4時30分まで)
入館料:一般 520円
小中学生 260円
団体 (20名以上) 2割引
音声ガイドシステム利用料 310円
*入館者は1時間駐車料金無料

唐津で一日を過ごしてみて、私はこのまちが好きになりました。実際に町を訪ねて自分の目で見てみると、より豊かな経験や知識を得ることができます。唐津くんちを見ることができなかったのが少し残念でしたが、もし参加できたらとても楽しいだろうなと思います。毎年11月に唐津で開催される唐津くんち、みなさんもお見逃しのないように、ぜひ遊びに来てみてください。

この記事を書いた投稿者

佐賀県には世界的に有名な有田焼をはじめ、女性に人気の美肌の湯「嬉野温泉」、楼門がシンボルの「武雄温泉」。また、自然に育まれた滋味豊かな呼子のイカ、竹崎かに、佐賀牛などの美味しい食べ物。そして、400年の歴史がある「唐津くんち」など素敵な見どころが沢山あります。そんな佐賀県の魅力を情報発信していきますので、是非ご覧ください!

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