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茶の香りが漂う温泉町-嬉野 

記事投稿者 佐賀県観光課

所在地: 佐賀県佐賀市

佐賀県には世界的に有名な有田焼をはじめ、女性に人気の美肌の湯「嬉野温泉」、楼門がシンボルの「武雄温泉」。また、自然に育まれた滋味豊かな呼子のイカ、竹崎かに、佐賀牛などの美味しい食べ物。そして、400年の歴史がある「唐津くんち」など素敵な見どころが沢山あります。そんな佐賀県の魅力を情報発信していきますので、是非ご覧ください!

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中国の遼寧省瀋陽市出身の馮馨嬈です。今は九州大学大学院の2年生で、2017年10月に福岡に留学に来ました。趣味はピアノとバレーボールです。今回は、どんどん寒くなるこの季節こそ、体の芯からあたたまる温泉を楽しみにしているため、佐賀の温泉町に行ってきました。

 

嬉野温泉(うれしのおんせん)は、日本の代表的なお茶の産地である佐賀県嬉野にある温泉町です。なんといっても嬉野温泉の魅力は「美肌の湯」だということです。泉質は「ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉」で日本三大美肌の湯に数えられ、特に女性からの人気が高い温泉地の1つです。和銅6(713)年偏纂の『肥前風土記』に「東の辺りに湯の泉ありて能く人の病を癒す」と書かれた伝統の湯処です。嬉野温泉の歴史は非常に古く、その昔神功皇后が戦帰りに嬉野を訪れた伝説が始まりと言われています。九州に数多く残る神功皇后伝説の1つとして、歴史好きにもロマンを感じながら入ることのできる温泉となっています。秋晴れの季節、私は茶の香りの漂う嬉野温泉町に行きました。

 

まず、交通手段についてご紹介します。福岡市から出発する場合は、バスもしくはレンタカーを利用するのがおすすめです。西鉄福岡天神バスターミナルから出発すると、嬉野温泉バスセンターまで約1時間30分、片道1940円です。もし回数券を購入すれば、往復3450円で割引料金があります。

 

西鉄高速バスの予約センターにお電話またはホームページで予約(https://www.atbus-de.com/ *中国語ページあり)して、出発の当日に窓口で切符を受け取り、乗車することができます。そのほか、日本で使える有効な国際運転免許証を持っている方は、レンタカーを利用することができます。嬉野温泉までの距離は100キロ程度です。

また、佐賀空港から行く方は、リムジンタクシーを利用することができます。料金は片道2000円です。時間は60分ほどで、以下のサイトから予約ができます。(https://sagaap-limousinetaxi.com/ *中国語ページあり)

 

 

初めて嬉野の温泉街に着き、楽しみにしていた温泉入浴へ早速向かいました。今回は日帰り旅行ですので、私は予約なしで立ち寄り湯を楽しみましたが、嬉野で一泊したい方は、ぜひ事前に旅館を予約してください。まず、私は大正ロマンを感じさせるゴシック風建築「シーボルトの湯」に行きました。嬉野温泉公園の対岸に、嬉野温泉の歴史が蘇るオレンジ色のとんがり屋根が目印のレトロな建物です。館内には、大浴場や貸切湯、市民ギャラリーなど、市内外のお客様に、交流の場や憩いの場を提供しています。また、充実したバリアフリー設計や、広々とした休憩室、最新のマッサージ機などリラックスできるスペースも完備しており、どなたでも楽しむことができます。

 

大浴場であれば、大人は420円、小学生は210円です。気兼ねなく、静かにゆっくり温泉に浸かりたい方は、貸切湯の利用をおすすめします。料金は50分2100円です。また休憩室は、大人110円、小学生60円で利用可能です。気軽な価格で贅沢な体験ができる温泉施設として、いろいろな種類のお湯がありますので、ぜひ体験してみてください。

 

 

温泉に入った後は夕暮れの温泉街を散策しました。お土産物屋と売店が多い感じがあります。特に嬉野の特産を売るお店が多いですが、中でも一番有名なのが嬉野茶を使ったお菓子です。クッキーの甘さとほのかなお茶の香り、まろやかな味わいを楽しめます。温泉に入った後のエネルギー補給としてぴったりです。また、550年の歴史を誇る嬉野茶には、緑茶をはじめ、紅茶、ほうじ茶などの種類がありますので、「温泉茶まご」や様々なお茶の味のソフトクリームをぜひ味わってください。もうひとつの名物は温泉湯豆腐で、豆腐はまろやかで味も抜群で、お肌にも大きなメリットがあります。

 

 

 

温泉街に沿って散策すると、休憩用の足湯が設けられているところもあります。24時間利用できる天然温泉で、足の疲れを解消するにはもってこいの場所です。秋になると涼しくなってきて、温泉に入りゆっくり体の芯から温まりたいと思われる方も多いと思います。足湯でひざ下からゆっくりと温泉に入ると、天然の温泉水は血行を促進し体をぽかぽかに温めます。

 

 

町が夕焼けに映えてすごく綺麗でした。私はもうひとつ山の斜面にある「椎葉山荘 しいばの湯」という温泉旅館に着きました。温泉町の中心ではなく、山の中腹にあり、旅館のシャトルバスで行くことができます。

 

露天風呂に入っていると、山肌の清冽な風に吹かれながら、木々のさらさらとした音、川のせせらぎ、鳥のさえずり、虫の声が聞こえてきます。

 

自然との最も親密な触れ合いではないかと思います。ちなみに温泉施設内のスキンケア用品は、嬉野茶を原料として作られたものです。ここに宿泊しなくても日帰りで嬉野温泉を楽しむことができ、温泉に入った後にレストランで佐賀牛や温泉湯豆腐を楽しむことができます。

 

(公式ホームページhttps://www.shiibasanso.com/より)

 

 

夜になり私の嬉野の旅は終わりを迎えようとしていたとき、もっとここに残っていたいと強く思いました。都市の賑やかさとは違い、嬉野では心と体をリラックスすることができます。また、嬉野温泉はリューマチ、神経痛、皮膚病、貧血、呼吸器疾患などの症状を緩和する効能があります。ナトリウムを多く含む重曹泉で、皮脂や分泌物を乳化して洗い流し、血行を促進します。

 

この一週間疲れているあなた、嬉野温泉でのリラックスはいかがでしょうか?

 

 

 

この記事を書いた投稿者

佐賀県には世界的に有名な有田焼をはじめ、女性に人気の美肌の湯「嬉野温泉」、楼門がシンボルの「武雄温泉」。また、自然に育まれた滋味豊かな呼子のイカ、竹崎かに、佐賀牛などの美味しい食べ物。そして、400年の歴史がある「唐津くんち」など素敵な見どころが沢山あります。そんな佐賀県の魅力を情報発信していきますので、是非ご覧ください!

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