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2022.04.27

観光情報

沖縄市

復帰50年特集-沖縄市で感じる1972年『資料館』-Vol.2

記事投稿者 一般社団法人 沖縄市観光物産振興協会

所在地: 沖縄県沖縄市上地1-1-1

沖縄県の中部に位置する、県下第二の市。異文化情緒あふれる沖縄市の魅力を紹介する観光情報提供施設が、ここ沖縄市観光物産振興協会です。米軍基地の影響を受けながらも、リアルな沖縄ぽさを残す街の雰囲気は日本のどこにもない戦後文化を育んできました。県内最大のアリーナ施設を擁し、エイサー、スポーツコンベンションシティ、国際文化観光、音楽のまちとして魅力を発信しています!

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1972年

沖縄が日本に復帰した年。

2022年の今年は復帰から50年の節目と色々な特集がありますが、沖縄市観光物産振興協会でも沖縄市(当時はコザ市と美里村)の様子をシリーズで紹介してい行きます。

コザというまち

今回は、「復帰50年特集-沖縄市で感じる1972年『資料館』-VOl.1」の続きとなります。

復帰前のコザ市(現:沖縄市)のゲーt通り。『SPEED LIMIT 20 MPH | 制限速度』とあるように主な表記は英語、米国様式だった。通りには「PAWN SHOP」(質屋)が多く写真の中だけでも5店舗の看板が見える。

戦前はのどかな農村の越来村だった場所が戦中にコザ収容所や中飛行場あとにできた米軍基地「嘉手納空軍基地」の拡張と強化に伴い、終戦後から人口増加をたどりその頃には、「コザに行けば仕事がある」と人々が集まるようになっていました。

アメリカの華やかな時代1950年代が過ぎると、アメリカは歴史的に有名な「ベトナム戦争」の時代へと移り変わります。

沖縄は、ベトナムへ向かう前に訓練を行う前哨基地として、明日をも知れぬ命を抱えた若い兵士が沖縄に集まります。

当然、基地のまちコザにも変化が…。

出かける時はスーツなどを着ていた兵士たちが、一気にカジュアル化します。ジーンズとTシャツの到来です。女性はミニスカートが流行り、また沖縄もヒッピーブームの影響で「反戦」をテーマにしているフォークの流行がハードロックの流行と二分して人気でした。音楽とドラッグで気を紛らわすために昼夜問わず飲み歩く兵隊が街を闊歩します。

フロアーショー、ライブハウス、いつ会えるかわからない家族へのスーベニアなど、コザの街ではアメリカ兵が喜びそうな商品が並び、また珍しいモノ、日本本土でもなかなか手に入らないモノがコザの街にはあふれていました。

一方、兵士たちは死ぬかもしれない己の運命をドル札に託し、気に入ったバーへ自分の名前を書いたドルを貼り付け戦地へ。『生きて戻れれば、このドルでまた飲むぜ』と願掛けをしていきます。

お気に入りのカメラやギターなどは、コザの街の質屋PAWN SHOPへと流れていきます。

昼夜人々が行き交う1968~1970年頃のコザは「ベトナム特需」の景気に酔っていた。その一方では、米兵による犯罪も増加。好景気と背中合わせなのはある種「背に腹は代えられない」状況だったともいえる。生きるために稼ぐ。今だけだと割り切りも我慢の限界を迎えつつあった。

琉球新報-2022年12月20日

【なぜ米軍車両に火を…「戦後最大の民衆蜂起」深層を探る <女性たちのコザ騒動>(上)】

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1244209.html

今回は、

1:沖縄市の音楽資料が集まった「おんがく村」

2:戦後文化だけではなく沖縄市の民俗史も知ることができる「沖縄市立郷土博物館」

3:九州でも大きな図書館「沖縄市立図書館」

の施設と

■コザのまち歩き「After1945~街は歴史博物館」の

紹介です。

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おんがく村

沖縄市では戦後の音楽や芸能文化を地域資源と考え、これらを活用した地域の活性化を目指し、平成24年度から沖縄市にゆかりのあるジャズ、ロック、民謡、フォーク等に関するレコード盤やCD等をはじめとする音楽資料を収集、整理して来ました。

おんがく村では、企画展を行い「コザロック」、「民謡」、「ジャズ」、「オキナワンポップス」などの展示の他に「沖縄出身のアイドル達」なども行いました。豊富な音楽資料はアーカイブ化されており、設置されているiPadで視聴することも可能です。

 

施設名:沖縄市音楽資料館 おんがく村

所在地: 沖縄市中央1-7-3(一番街内コザBOX向い)

開館時間:12時~18時(休館日:旧盆・年末年始)

電話:098-923-3224

http://ongakumura.okinawa/

最寄りバス停:ゴヤバス停(徒歩約3分)

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沖縄市立郷土博物館

沖縄市の歴史民俗、自然等に関する収集、保管、展示、調査研究を行っています。

沖縄市の中の町と呼ばれている地域に、沖縄市文化センターという建物がありこちらの3階にある博物館です。

この建物は、コザ市時代の1957年『コザ市琉米親善センター』として開館。当時は1200名を収容できる大ホールがあり、県内でも大人数を収容できる施設でした。沖縄市になり1984年、2階に図書館、3階は博物館として開館。沖縄市の教育文化の拠点となっています。

郷土博物館の展示は有史以前の沖縄市の様子から現在に至るまでの様子を展示しており、その中には復帰直前に起きた「コザ暴動(騒動)」の写真も数点展示されています。

 

 

施設名 :沖縄市立郷土博物館

所在地 :沖縄市上地2-19-6 文化センター3階

開館時間:9時~17時 月曜定休(祝日、慰霊の日、年末年始休み)

電話番号:098-932-6882

最寄りバス停:園田(そんだ)バス停(徒歩約3分)

KOZA WEB【沖縄市立郷土博物館】

https://www.kozaweb.jp/plays/show/195

公式サイト

https://www.city.okinawa.okinawa.jp/about/134

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沖縄市立図書館

コザ市時代の昭和34年12月、前身である「コザ市琉米親善センター図書室」の開設からスタートし、コザ市と美里村の合併後の昭和59年4月、コザ市琉米親善センター跡地に建設された教育文化施設である沖縄市文化センターの竣工とともに県内市町村における本格的な図書館の先駆けとして、同センター2階に開館しました。

平成29年5月に旧コリンザを改修し、ワンフロアの図書館としては九州で最大規模を誇る広さの沖縄市立図書館が移転しオープンとなりました。

特に沖縄市に関連する書籍は豊富で、復帰前後の書籍には当時の住宅地図などをみることができるので、懐かしく感じる方もいるでしょう。また、当時に書かれた書籍や新聞記事などから、世相や復帰の頃の沖縄の様子が生き生きと伝わってきます。

【コザウェブ|施設情報|沖縄市立図書館】

https://www.kozaweb.jp/plays/show/255

 

施設名:沖縄市立図書館

所在地:沖縄市中央2-28-1 BCコザ1階

開館時間:火~金 9時30分~20時 土・日 9時30分~18時(休館日:月・祝日・慰霊の日・年末年始)

電話番号:098-929-4919

最寄りバス停:ゴヤバス停(徒歩約9分)

※建物「BCコザ」の駐車場を利用の場合は3時間まで無料

沖縄市立図書館ホームぺージ

https://www.city.okinawa.okinawa.jp/k064-001/kosodate/shakaikyouiku/library/lib/index.html

沖縄市観光物産振興協会 ホームページ

http://koza.ne.jp/

沖縄市観光ポータルサイト KOZA WEB

https://www.kozaweb.jp/

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以上、沖縄市で感じる1972年【資料館編】でした。

まちを歩いていると、以前あった建物やお店が無くなっていることに気が付いたり、また前からあったはずなのに、急に目に飛び込む場所があったりと新鮮です。

コザの街を訪れる際は、ぜひ街の歴史や最新のお店に詳しいガイド付きのまち歩きはいかがですか?

【After1945~街は歴史博物館】

ガイドが案内する、戦後の沖縄の話。ガイドブックには載らないコザの魅力をお伝えします。

受付 2名様より(平日2日前迄に予約)

スタート時間10:00~17:00の間

所要時間 約60分

料金 お一人様1,650円

集合場所 沖縄市上地1-1-1(コザミュージックタウン1階)

沖縄市観光物産振興協会事務所

申込 沖縄市観光物産振興協会 電話098-989-5566(平日受付9:00~18:00)

 

コースの内容

沖縄市胡屋地区の商店街を歩きます。コザの街ならではのお店やエピソードを聞きながら、散策します。途中、気に入ったお店があればお買い物もお気軽に。まちを知ると、風景が違って見えますよ。

 

レトロな建物は、コザの街独特な雰囲気を醸し出してどこにも無い風景を作り出す。

日が暮れ始めると、また違う顔をみせるコザの街。

 

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沖縄県の中部に位置する、県下第二の市。異文化情緒あふれる沖縄市の魅力を紹介する観光情報提供施設が、ここ沖縄市観光物産振興協会です。米軍基地の影響を受けながらも、リアルな沖縄ぽさを残す街の雰囲気は日本のどこにもない戦後文化を育んできました。県内最大のアリーナ施設を擁し、エイサー、スポーツコンベンションシティ、国際文化観光、音楽のまちとして魅力を発信しています!

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