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福岡県
お茶どころとして有名な福岡県八女市。その中でも「八女茶発祥の地」と言われ、上質なお茶ができることで有名な黒木町に『天空の茶屋敷』があります。八女出身の人でも「こんな山奥にこんな場所があったんだ!?」と驚くほど、山深い場所にあるゲストハウス。子連れで1泊し、気づいたのは“ここにいるだけで不思議と心が満たされていく”ということでした。
八女市黒木町笠原地区にある『天空の茶屋敷』は、JR羽犬塚駅から車で約1時間。奥八女のさらに山奥・・・集落の一番上にある築100年以上の古民家を利用したゲストハウスです。
途中、「こんな場所にほんとうにあるの!?」と心配になるほどの道のりでしたので、ここを目指される方は明るいうちをおすすめします。一面茶畑の中に佇む『天空の茶屋敷』に入るとまずはたくさんの鶏たちがお出迎えしてくれました。放し飼いの鶏を見たことのない子供たちはテンションがあがります。
「昔のおばあちゃん家、こんなだったなぁ」としみじみしているところで、ゲストハウスオーナーの坂本さんが「いらっしゃい」と出迎えて下さいました。オーナーの坂本さん、この地に辿り着く前は世界中65か国を旅しており、最近、フィリピン人の奥様と国際結婚されたそうです。2000日海外放浪をされた話や語学について、ゲストハウスや地方移住についてなど、八女の奥地でワールドワイドな話を聞くことができるなんて嬉しい限り。
台所には、昔ながらの釜戸が100年前と変わらぬ姿であり、令和となった今ではなかなか味わえない趣きを感じます。この日はオーナーが釜戸で玄米を炊いてくださるということで、立ち上がる煙を見ながら、楽しみに炊き上がりを待っていました。
ゲストハウスの家の裏の絶景の棚田 8月ごろ
田植え前の棚田、水面が美しく輝きます 6月ごろ
天空の茶屋敷の裏には、一面広がる棚田が壮大に広がっています。隣に住んでいる米農家のおじいちゃんが丹精を尽くしたお米は天空の茶屋敷で購入可能。私達もこちらの玄米をお願いしました。
釜戸で炊いた玄米は噛むと甘みがあり、子供たちも「美味しい!美味しい!」とあっという間に完食。ここでの食事は、持ち込み・自炊・オーナーと一緒につくる・近くのレストランで食べるなど自由に選択できます。(宿泊費に食費は含まれていませんのでご注意ください)ゲストハウスのため、長期滞在の方も多くその方達との交流も醍醐味のひとつです。
天空の茶屋敷で過ごす時間はそれぞれ。落ちる夕日に染まった山々を眺めながら外で食事をしたり、採れたて卵で卵かけご飯を味わったり・・・とくに何もしなくても、ただ居るだけで鳥や虫の鳴く声、川のせせらぎや風の音などが耳に入り、穏やかな時間に心も体もリラックスできます。そんな大人の傍らで、子供たちは鶏が卵を産む様子を興味深くのぞいたりと、いろんな発見をしていました。
家でYouTubeばかり見ていた子供たちも、ここでは設置してある大きなトランポリンで遊んだり、近くの畑でお花を摘んだり虫捕りをしたり、大きな岩があるところまで散歩したり・・・のびのびとした時間を過ごし常に笑顔。こんな中にいると、ゲーム機やタブレット端末などは必要ないのだなぁ~と実感できます。
私達が泊まった部屋は、一番眺めの良いバルコニー付き12畳個室。大人3名、小学生5名でちょうどの広さでした。眺めが抜群のバルコニーにはオーナー自慢の檜風呂が設置されています。オープンすぎて女性はちょっと難しいかもしれませんが、薪で沸かす檜風呂は是非体験したいところです。
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