イベント
大阪府 大阪市北区大淀中
【開催趣旨】
この度、当館名誉館長である絹谷幸二が、2021年度の文化勲章を受章いたしました。
この栄誉を記念し、開館5周年を迎える絹谷幸二天空美術館では、絹谷藝術の原点であり、今や代名詞でもある「アフレスコ(伊 英フレスコ)」に焦点を当てた特別展「永遠に新しい‼︎人類最古の壁画技法 アフレスコ」を開催しております。
フレッシュ(新鮮な)を語源とするアフレスコを通じて、豊饒なるイメージと鮮烈なる色彩で、永遠の新しさを、時空を超えた美の創造を探究し続ける絹谷藝術の真髄をご堪能いただき、ご観覧いただく方々にとって、「新しい扉」を開く機会となれば、主催者として望外の歓びです。
また、この後期展示では、その創意の源泉と言えるデッサンにスポットを当てた特設コーナーを開設し、絹谷藝術のさらなる核心にも迫ってゆきます。
夢と希望に満ち溢れた絹谷ワールドを存分にご堪能下さい。
【デッサン藝術への誘い(後期展示見どころ)】
イタリア・ルネッサンス藝術において大輪の花を咲かせる原動力となったのがデッサンについての探究です。自然主義的な描写や職人技巧の習得、そして遠近法や科学的な物の見方・考え方の修練、さらに心のイメージの表出・・・。まさにデッサンは「人間の最も輝ける学藝、精神の技」(レオナルド・ダ・ヴィンチ)として、創意の源泉であり、西洋美術の骨格・本質であったのです。
1971~1973年にかけて、ヴェネツィア・アカデミアで改めてデッサンの深奥を学んだ絹谷幸二は、往年の巨匠たちの模写を通じて、アフレスコに独自のスタイルを開花させました。
今回、展示される作品は、水彩や鉛筆、コラージュやミクストメディアによるもので、躍動する筆致やほとばしる色彩など、機知と感動にとんだ豊饒なるイメージ世界をうかがうことができます。まるで歌うかのように描かれた自由奔放な裸体デッサンや、様々なモチーフが凝縮した実験的なスタイル等々。無限に広がっていくデッサンの多様性と魅力を存分にご堪能ください。
【会期】
2022年7月1日(金)~2022年12月11日(日)
【場所】
〒531-0076 大阪市北区大淀中1-1-30 梅田スカイビル タワーウエスト27階
【休館日】
火曜日(祝日の場合は開館し、翌平日が休館)、12月30日~1月4日
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