スタートアップ企業の成長ステージとは?4つの段階について詳しく解説
47Growth編集部
スタートアップ企業には成長ステージがあり、各企業の成長段階をステージによって確認できます。
成長ステージは大きく4段階に分かれるのですが、この定義を詳しくご存じない方も多いでしょう。
この記事では、ステージごとの特長に加えて、最終的な「イグジット」までを解説していきます。
目次
- スタートアップ企業の成長ステージは4段階に分かれる・シードステージ
・アーリーステージ:シリーズA
・ミドルステージ:シリーズB
・レイターステージ:シリーズC
- 成長ステージに応じて要件や資金調達方法が変化する
- 最終的には「イグジット」で新たなスタートをきる
- まとめ
スタートアップ企業の成長ステージは4段階に分かれる
スタートアップ企業の成長ステージは、大きく以下の4段階に分かれます。
<スタートアップ企業の成長ステージ>
・シードステージ
・アーリーステージ:シリーズA
・ミドルステージ:シリーズB
・レイターステージ:シリーズC
それぞれがどのようなステージなのか詳しくチェックしていきましょう。
シードステージ
シードステージのシードは「Seed」で、日本語では「種」を意味しています。
主に起業前~コンセプト作りの段階を指し、従業員規模の目安は5人以下です。
ほとんどの企業で売り上げの安定化には至っていないため、資金調達が困難なことが多いです。
運営のために必要な資金は2,000~3,000万円程度で、必要資金はエンジェル投資家からの調達を目指すことになります。
アーリーステージ:シリーズA
一定の顧客満足度を確保できるプロダクトサービスを実現できており、収益化にも成功している段階がアーリーステージです。
運営を担当する従業員に加えて、顧客対応・営業などの人員を確保する必要があり、20人以下が従業員規模の目安になります。
必然的にオフィス規模が拡大することが多く、この記事の必要資金は1億円~3億円程度です。
エンジェル投資家では賄いきれない金額になるため、ベンチャーキャピタル(VC)による投資を受けることが多いほか、ファンドが関与するケースも見られます。
ミドルステージ:シリーズB
事業によって安定した収益の確保ができており、事業のスケールを見込める状態がミドルステージです。
組織作りに必要不可欠な人事部の設置や、広報を担当するスタッフの採用も必要になり、従業員規模は20人以上に増えることが一般的です。
ミドルステージではすでにグロースドライバーが特定されているため、投資はマーケティングや営業に対して行うことが多く、必要資金は3億円~10億円規模となります。
ベンチャーキャピタルが有力な出資元となるところはアーリーステージと変わりませんが、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)や事業会社による投資を受けられるケースも少なくありません。
レイターステージ:シリーズC
後に紹介する「イグジット」の一歩手前のステージであり、必要な事業スケールを実現できている段階、もしくは新規事業の立ち上げをスタートさせている段階です。
管理機能の強化や、上場に向けた準備が必要な段階であるため、目安となる従業員規模は30人~50人以上となります。
軌道に乗っている事業を継続・拡大させながら新規事業を行う場合、優秀な人材が必要になるほか、ガバナンス強化において監査報酬等も発生するため、必要資金は10億円~50億円以上です。
これまでに引き続き、ベンチャーキャピタルが出資元の中心ですが、企業によっては投資銀行や海外VCからの支援を受けることもあります。
成長ステージに応じて要件や資金調達方法が変化する
これまでに解説してきたとおり、成長ステージに応じて要件や組織規模、資金調達方法は変化します。
この項目では、それぞれのステージにおける目安を表にまとめました。
【成長ステージ別に見た要件・資金調達方法の一覧表】
| ステージ | シードステージ | アーリーステージ | ミドルステージ | レイターステージ |
| 要件 | ペルソナやプロダクトの仮説が決定した段階 | 一定の顧客満足度を確保できている段階 | 安定した収入を確保できている段階 | 必要な事業スケールを実現できている段階 |
| 組織規模 | 5人以下 | 20人以下 | 30人以下 | 30人以上 |
| 必要な資金 | 2,000~3,000万円 | 1億円~3億円 | 3億円~10億円 | 10億円~50億円 |
| 主な投資家 | エンジェル投資 | ベンチャーキャピタル、ファンド | ベンチャーキャピタル、事業会社 | ベンチャーキャピタル、投資銀行 |
最終的には「イグジット」で新たなスタートをきる
イグジット「Exit」は、M&Aによって事業会社に企業を売却したり、株式上場(IPO)を果たしたりする段階です。
企業を売却した後の選択肢はさまざまで、グループ企業の一員として売却先で仕事を続ける場合もあれば、リタイアしたり、売却資金で新しく起業したりする場合もあります。
まとめ
スタートアップ企業には4つの成長ステージがあり、それぞれ要件や組織規模、必要な資金、そして主な投資先が異なります。
その後は「イグジット」によって株式上場を果たしたり、企業を売却したりして、新たなスタートをきることが最終的な到達点です。
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