2021.12.10
アクセラレーターとは?インキュベーターとの違い、プログラムを利用するメリットや流れを解説
47Growth編集部アクセラレーターとは、スタートアップ企業の成長に非常に役立つ存在ですが、具体的にどのようなものなのでしょうか。
ここでは、アクセラレーターとは、どのような面でメリットをもたらすのか、プログラム利用の流れについて解説します。
これから事業を拡大させたいと考えている企業は、この記事を読めば役立つでしょう。
アクセラレーターとは?
アクセラレーターは、今後成長が見込まれるスタートアップ企業をサポートする存在です。
スタートアップ企業に、資金投資や経営ノウハウなどに関するサポートを行います。
多くの団体やプログラムが存在するので、これから事業の拡大をはかりたい起業家は、この記事の情報をぜひ役立ててください。
インキュベーター、ベンチャー・キャピタルとの違い
インキュベーターもアクセラレーターに似ていますが、対象企業をサポートする時期が異なります。
また、投資を目的としたベンチャー・キャピタルにも支援は受けられますが、経営に介入されることが多い点でまったく違います。
以下の表に違いをまとめてみました。
【アクセラレーター、インキュベーター、ベンチャー・キャピタルとの違い】
| アクセラレーター | インキュベーター | ベンチャー・キャピタル | |
| 目的 | イノベーションの実現 | イノベーションの実現 | 投資 |
| 対象 | シード期以降のスタートアップ企業 | シード期以前のスタートアップ企業 | 未上場企業 |
| 支援期間 | 数週間~数か月 | 数年~期限なし | 数年~期限なし |
| 選考方法 | 公募 | 企業間の推薦 | ファンドへの応募 |
| プロセス | アクセラレーターがビジネスプランを公募し、採用された企業に支援を行う | 企業から推薦されたビジネスプランを対象として支援を行う | 出資や支援を受けられるが、経営判断にも介入を受ける |
| 自由度 | 高い | 低い | 低い |
上記の表のとおり、プログラムの対象となるのは、経営がある程度安定し始めたスタートアップ企業です。
インキュベーターやベンチャー・キャピタルとは、目的や対象、期間などが異なることがわかります。
またほかの2つとは違い、アクセラレーターを利用しても対象企業は自由度が高く動けるのも大きな特徴です。
スタートアップ企業の成長には、アクセラレーターからの支援が重要!
シード期が終わり、成長期に差し掛かったスタートアップ企業は、今後成長していきたいと考えているはずですよね。
スタートアップ企業は、そのタイミングでアクセラレーターを利用することで、効率的に成長が可能です。
また、ベンチャー・キャピタルの支援を受けるよりも、企業として自由度の高い経営ができるのも大きなメリットの1つ。
このように、アクセラレーターからの支援を受けることで、スタートアップ企業にとって大きなメリットがもたらされます。
スタートアップ企業を支援する「アクセラレーター・プログラム」のメリット
プログラムによりメリットを得られるのは、スタートアップ企業側だけではありません。
支援をする側にもメリットがあるため、お互いがWin-Winの関係を築けるのも大きなメリットの1つです。
それぞれのメリットについて、解説していきましょう。
アクセラレーター側①:イノベーションを起こせる可能性が高まる
大手企業がアクセラレーターになることが多いのですが、それは大手企業としての課題を解決したいからです。
大手企業はすでに長い間事業を拡大し続けており、そう簡単に新たな事業に着手したり、体制を変えたりできません。
そこで、スタートアップを支援することでイノベーションを起こし、大手企業としての課題を解決できるのです。
小回りが利き、新しいことを始めやすいスタートアップ企業を支援することで、大手企業側にも必要なイノベーションを起こせるわけです。
アクセラレーター側②:社内の安定志向を改革できる
アクセラレーター側は経営が安定していますが、その安定志向が強すぎると、これ以上成長が望めない弊害もあります。
そこで、スタートアップ企業を支援してイノベーションを起こせば、大手企業の既存路線や安定志向を打破できる可能性があります。
アクセラレーター側③:新しい利益獲得手段が手に入る
支援したスタートアップ企業が事業を拡大していけば、将来的に投資して利益を得られる可能性もあります。
支援したスタートアップ企業の価値が高まれば高まるほど、今後投資することで得られるリターンが大きくなります。
スタートアップ側①:企業の信用度が上がる
すでにご説明しましたが、アクセラレーターになるのは大手企業なので、スタートアップ側としては企業の信用度が上がります。
いくら成長を続けている企業でも、社会的信用があるのとないのとでは大きく違います。
あの大手企業がついているなら、と取引を受け入れる企業やパートナーになってくれる企業も増えるでしょう。
スタートアップ側②:リソース不足を解消できる
大手企業がつくことで信用度が上がった結果、企業からリソースの提供を受けられることもあります。
スタートアップ企業は起業して間もないため、人材やリソースが不足していることが多いです。
「リソースさえあれば成長させられるのに」という、起業して間もないスタートアップにとって、大きな助けになるでしょう。
スタートアップ側③:大手企業から資金援助を受けられる
知名度の低いスタートアップ企業はなかなか出資を受けられませんが、アクセラレーターがついていることで出資してくれる企業が現れる可能性が高まります。
「資金繰りがうまくいけば、事業を拡大できるのに」という悩みも、これで解消できるでしょう。
アクセラレーター・プログラムの流れ
プログラムの具体的な流れについてご説明します。
①ビジネスプランの募集
アクセラレーター企業がビジネスプランを公募し、時には説明会が行われることもあります。
スタートアップ側は公募内容をもとに、ビジネスプランを作成して応募します。
②選考
アクセラレーター側は集まったプランを先行し、成長が見込める企業はどこなのかを選考します。
③マッチング
お互いにメリットがあるかどうかを検討します。
お互いの利害が一致すればマッチングは成立し、協議に入ります。
④出資、支援プログラムの開始
協議が終わり、お互いの事業方針が一致したら、アクセラレーター側からスタートアップ側の支援が開始されます。
出資が行われ、支援プログラムの開始です。
プログラムが円滑に実施できるのか、実証実験が行われることもあります。
⑤成果の発表
支援プログラムの結果、成果が出たかどうかが発表されます。
その結果をもとに、今後支援を継続するかどうかが決められます。
⑥フォローアップ
発表された結果から、適切なフォローアップが行われます。
⑦継続的な支援を決定
結果が良好であり、今後も成長が見込めると判断された場合は、継続的な支援が決まります。
まとめ
この記事では、アクセラレーターとは何か、どのようなメリットが得られるのか、プログラムの流れなどについて解説しました。
シード期を過ぎたスタートアップ企業がアクセラレーター・プログラムを受けることで、支援するほうにもされるほうにも大きなメリットがあります。
小回りが利かず、変化が難しい大手企業のアクセラレーター側にイノベーションをもたらし、スタートアップ側は支援を受けられます。
アクセラレーター・プログラムの公募情報をチェックして、説明会などにも積極的に参加し、自社に合ったプログラムを探してみるとよいでしょう。
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佐賀県基山町字宮浦
地域創生アクセレーター、オープンイノベーションを運営する「47Growth編集部」の公式アカウントです。全国のスタートアップや地域創生にかかわる自治体などとのマッチング、オープンイノベーションなどを展開していきます。
将来的には台湾、香港、中国、インドネシアなどアジア圏のスタートアップとの連携も目指しています。



